眼の病気

猫のぶどう膜炎 雑種猫の1例

ぶどう膜炎は眼の中の虹彩、毛様体、脈絡膜に炎症を生じる病気です。

症状が悪化する場合には失明してしまう可能性もあり、早期に適切な治療が必要です。

雑種猫(雌/2歳)の一例

 

飼主さん
飼主さん
2日前から左眼をつぶっています。
涙も多いように感じます。

 

2日前から左眼だけしょぼしょぼさせているとのことで来院されました。

診察時には明らかな左眼の羞明(しょぼつき)は確認されませんでしが、右眼と左眼の色が違って観察されました。(左眼が濁って見えます)

 

眼内の観察(スリットランプ)、眼圧測定、エコー検査を行い『ぶどう膜炎』と診断しました。

猫のぶどう膜炎の代表的な原因です。

猫のぶどう膜炎の原因

  1. 感染症
    FIVFeLVFIP、FeSV、バルトネラ、トキソプラズマ、真菌、寄生虫など)
  2. 腫瘍
    (虹彩メラノーマ、リンパ腫、眼肉腫など)
  3. 水晶体起因性
     (外傷、白内障、水晶体脱臼など)
  4. 外傷性
  5. 特発性(原因を特定できないもの)

各種検査にて、②腫瘍、③水晶体起因性、④外傷性の可能性はまほとんどありません。

今回は、まず炎症を抑える治療(目薬と飲み薬)を行いました。

飼い主さんには症状が治らなかったり、ぶり返してくるようであれば④感染症の検査(眼房水)を行いましょうとお伝えしました。

その後症状も改善して、ぶり返しもないため経過をみています。

猫のぶどう膜炎は原因疾患によっても治療の見通しが変わってきますが、治療によって炎症をコントロールできる場合には治る病気です。

ただし、ウイルス感染が原因の場合には、治療でウイルスを完全に排除することができません。

その場合、あくまで症状に対する治療が主体となります。

獣医
獣医
目薬と飲み薬で治ることも多いですが、
中には大きな病気が隠れていることもあります。
眼をつぶる症状がある場合には早めに病院にかかって下さい。
犬のぶどう膜炎 まとめ犬のぶどう膜炎の症状・検査・治療について解説しています。『ぶどう膜炎は治るのか?』『再発が多いけど、ぶどう膜炎は完治するのか?』などの相談が多い病気です。ぶどう膜炎の治療は目薬や飲み薬での治療が一般的です。ぶどう膜炎は症状の再発も多い病気です。 ...

 

 

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