犬の皮膚メラノーマについて

犬の皮膚メラノーマは、良性または悪性の挙動をとり、身体のあらゆる部位に発生します。この腫瘍は、ほとんどの場合、通常の細胞診断(針を刺して細胞を採取)にて、診断可能ですが、悪性度の評価のためには病理検査が必要です。
有毛部皮膚に発生したメラノーマの85%以上は良性の挙動をとります。口腔および粘膜移行部(眼瞼を除く)のメラノーマの大部分および爪床に発生したメラノーマの50%は悪性の挙動をとります。

*診断
①細胞診(針を刺して細胞を採取。顕微鏡にて細胞の形を観察)
②レントゲン検査、エコー検査、CT検査(転移の確認)
③病理検査(良性or悪性の評価)

黒色の顆粒を持つ細胞

*良性?悪性?
①典型的な良性メラノーマ
 ・境界が明瞭
 ・濃く着色
 ・直径2cm未満のドーム状の形
②悪性を疑うメラノーマ
 ・急速に大きくなる
 ・直径が2cmを超える
 ・潰瘍形成を伴う

*治療法
外科的切除
(切除の代わりとして放射線治療、抗がん剤治療)

*治療のみとおし
①良性メラノーマでは完全切除で予後良好
②悪性メラノーマでは転移率が30〜75%

   
大和市の花岡動物病院
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