肝胆道系・膵外分泌の病気

犬と猫の膵炎 まとめ

犬猫の膵炎とは?

膵炎は膵臓の炎症により消化器症状や腹痛などがみられる病気です。

突然発症する急性膵炎は比較的犬に多く、軽度なものから重篤化するものまで様々です。

重篤化した場合、多臓器不全になったり、出血が止まりにくい状態になったりして死亡してしまうこともあるため、入院による集中的な治療が必要となります。

また、持続した炎症により慢性膵炎になる動物もいます。

犬猫の膵炎の原因は?

  • 犬種
    👉ミニチュア•シュナウザー、テリア種など
  • 肥満
  • 食事
  • 体質
  • 高脂血症
  • 薬剤
  • ストレス
獣医
獣医
膵炎の原因はまだまだ分かっていないことが多いです。

犬猫の膵炎の症状は?

  • 食欲不振
  • 嘔吐・下痢
  • 腹痛
  • 重篤化した場合には黄疸や止血異常

犬猫の膵炎の診断は?

  • 血液検査
    👉膵炎マーカー:v-LIPA、膵特異的リパーゼ
    👉炎症マーカー:白血球、CRP(犬)、SAA(猫)
  • 超音波検査
    👉膵臓の腫大
    👉形の異常
    👉膵臓周囲の臓器の異常
犬猫の血液検査 Lip(リパーゼ) Lip(リパーゼ)の正常値は? 犬:<800U/l 猫:<250U/l ...

犬猫の膵炎の治療は?

  • 点滴
  • 吐き気止めの薬
  • 痛み止めの薬
  • 補助治療(抗菌薬、ステロイド薬)
  • 食事療法(低脂肪食)
膵炎の新しい治療薬『ブレンダZ』 花岡動物病院では膵炎の治療薬として犬膵炎急性期用抗炎症剤『ブレンダZ』を使用しています。 この薬は炎症細胞が組織(膵臓...
獣医
獣医
比較的重い膵炎の場合には1週間程度入院することが多いです。
獣医
獣医
膵炎はぶり返しやすいので、症状が少し良くなっても油断しないことが重要です。

犬猫の膵炎の治療のみとおしは?

  • 早期に膵炎を診断して対応することが、よりよい予後につながります。
  • 軽度の膵炎では適切な対症療法により予後は良好です。
  • 膵炎は治っても繰り返すことがあります。
  • 重篤化した動物では予後が悪く、死亡することもあるため注意が必要です。
獣医
獣医
膵炎の合併症として、糖尿病にも注意が必要が必要です。
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