花岡動物病院では食道狭窄の症例に対して食道バルーン拡張術を行っています。
内視鏡下での手術のため、体への負担も少ないです。
バルーン拡張術は内視鏡下で行います

バルーンカテーテル

バルーンカテーテル:狭窄部のサイズに合わせて選択

インフレーションデバイス:液体でバルーンを膨らませる器具

食道バルーン拡張術の方法
内視鏡で観察しながら、食道の狭窄部にバルーンカテーテルを配置します。
内視鏡:食道の狭窄部

バルーンの中心が狭窄部位の中央に近い位置にきたら、液体でバルーンを拡張させ、1〜2分後に収縮させます。
狭窄部の拡張中

狭窄部の拡張後

食道バルーン拡張術の効果
多くの場合、バルーン拡張術により吐出などの症状が改善します。
ただし、狭窄の程度や原因によっては繰り返し拡張術が必要になる場合があります。
食道バルーン拡張術のリスク
- 拡張部位からの出血
👉出血のほとんどは自然に止まります。 - 食道拡張部の穿孔
👉穿孔を起こした場合には胃瘻チューブを設置して、当分の間は食道を休ませます。
👉同時に抗生剤などの投与で経過観察を行います。
👉多くの場合は自然に穿孔部がふさがりますが、まれに手術が必要になる場合もあります。

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