腫瘍

犬の肥満細胞腫 まとめ

肥満細胞腫とは?

肥満細胞腫は中〜高齢の犬でよく見られる、皮膚にしこりができる病気です。
犬では皮膚にできる腫瘍の7〜21%を占める最も発生の多い腫瘍です。
全ての悪性腫瘍のうちでも2番目に多いことが知られています。

まれに皮膚以外の場所でも発生することがあります。

治療は外科手術(場合によっては放射線治療)による局所の治療が中心です。

外科手術によって腫瘍が取りきれなかったり、転移のある場合には化学療法(抗がん剤)も検討されます。

肥満細胞腫の発症は?

好発犬種
  • パグ
  • ボクサー
  • ボストンテリア
  • イングリッシュ・ブルドック
  • シュナウザー
  • シャー・ペイ
  • ラブラドール・レトリーバー
  • ゴールデン・レトリーバー

肥満細胞腫の症状は?

  • 皮膚にしこり
    👉しこりを触ると大きくなったり、周囲が赤くなったりすることがある
  • 嘔吐
  • 下痢
チワワ 頭頂部皮膚の肥満細胞腫
フレンチ・ブルドック 膝の皮膚肥満細胞腫

肥満細胞腫の診断は?

  1. 細胞診
    👉細い針をしこりに刺して、細胞を顕微鏡で観察
  2. リンパ節の細胞診
    👉リンパ節への転移をチェック
  3. 血液検査
    👉全身性の転移をチェック
  4. レントゲン検査、超音波検査
    👉各臓器への転移のチェック
  5. 病理検査
    👉診断の確定、悪性度の評価
  6. 遺伝子検査
    👉遺伝子変異のある型なのかチェック
細胞診: 紫色の顆粒を含む肥満細胞がたくさん!!

肥満細胞腫の治療は?

  1. 外科手術
    👉基本的な治療は手術
  2. 放射線治療
  3. 化学療法
    👉ビンブラスチン、ロムスチン
  4. 分子標的薬
    👉イマチニブ、トラセニブ
  5. 症状に対しての治療
    👉吐き気止め、下痢止め
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肥満細胞腫の治療のみとおしは?

腫瘍細胞の悪性度や広がり具合によって大きく変わってきます。

初期の腫瘍が手術で完全に切除できれば完治となりますが、十分に取り切れなかった場合には再発する可能性があります。

また、腫瘍細胞がリンパ管や血管の中に入り込んでいると転移する可能性が高まります。

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  1. Withrow & Macewen’s Small Animal Clinical Oncology 5th