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内分泌・代謝性疾患

甲状腺機能低下症 チワワ8歳の例 薬を始めて3ヶ月で脱毛が治りました。

甲状腺機能低下症とは?

甲状腺機機能低下症は、甲状腺ホルモンの欠乏により引き起こされる病気です。

症状は多岐にわたりますが、代表的なものとしてホルモン性脱毛(対称性脱毛)、活動性低下などがあげられます。

チワワ メス 8歳の一例

飼主さん
飼主さん
最近よく毛が抜ける。食欲はあるが散歩に行きたがらない 。

診察の時には特に下腹部から背中にかけて対称性の脱毛を認めました。

検査と診断

 

『脱毛』を引き起こす代表的な病気としてはアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎、膿皮症(細菌性皮膚炎)、寄生虫感染、真菌感染などが挙げらます。

いずれの病気も『痒み』を伴うものが多いのですが、今回は痒みは限定的(左後肢のみ)で両側に対称性の脱毛を起こしていました。

『対称的性の脱毛』『痒みをあまり伴わない』場合には甲状腺機能低下症やクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)などのホルモンの病気が強く疑われます。

今回は症状やエコー検査でクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)は否定的でしたので、甲状腺機能低下症を疑い検査を進めていきました。

血液検査にて甲状腺ホルモン(T4、FT4)の低値、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の高値を認めたため『甲状腺機能低下症』と診断しました。

甲状腺機能低下症の治療

甲状腺機能低下症の治療は飲み薬で甲状腺ホルモンを補充していくことになりますが、脱毛などの皮膚症状は症状が改善するのに時間がかかります。

今回は薬を飲み始めて3ヶ月後に脱毛が完全になくなりました。

甲状腺機能低下症では症状が改善しても、基本的に生涯にわたる投薬治療が必要になります。しっかりと投薬を続ければ今後もこの病気は悪さをしません。

獣医
獣医
〝なんとなく元気がない〟〝体の毛が薄くなってきた〟などの変化があれば、ご相談ください

 

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