猫の心膜横隔膜ヘルニア

心膜横隔膜ヘルニアとは先天的に心臓を包む膜(心膜)が横隔膜と繋がってしまう病気です。

症状は、ヘルニアの大きさや入り込んでいる臓器の種類や程度によって様々です。症状がなく、他の病気の検査で偶然見つかるケースもあります。



ノルウェージャン・フォレスト・キャット 9ヶ月年齢 オス の一例です。


去勢手術のために来院されました。

『運動後に横たわったり、開口呼吸をすることが多い』とのことでした。

レントゲン検査では心陰影の拡大、心陰影と横隔膜ラインとの重複を認めました。

猫の心膜横隔膜ヘルニア
猫の心膜横隔膜ヘルニア

超音波検査では肝臓の一部が胸腔に入り込んでおり、心臓と肝臓が隣接するような所見を認めました。

猫の心膜横隔膜ヘルニア

以上の検査結果から『心膜横隔膜ヘルニア』と診断し、治療の相談を行いました。

治療は基本的には手術となりまが、ヘルニア部分が小さく症状がない場合には手術をしなくても寿命に影響しない場合もあります。

今回のケースでは〝運動後に開口呼吸をする〟〝運動後に横たわる〟などの症状があるため、大学病院にて手術を行うこととしました。

後日手術も無事に終え、元気な姿を見せてくれました。

今回のように先天的な疾患を持っている場合、他の先天的異常を併発している場合があります。幸いにも今回はその他の病気はみつかりませんでした。


   
大和市の花岡動物病院
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