肛門嚢炎 症例①

肛門嚢炎では、肛門嚢が感染し、膿瘍や蜂窩織炎(皮膚および皮下組織の急性細菌感染)を引き起こすことがあります。

アメリカン・ショートヘア(12歳 避妊メス)の一例です。

『腰を触ると怒る』とのことで来院されました。

身体検査にて右肛門嚢の腫れと瘻管の形成を認めました。



『肛門嚢炎』と診断して治療を開始しました。

まずは院内で肛門嚢周囲の毛刈りと洗浄を行いました。

さらに、『飲み薬を飲ませられない』とのことでしたので、2週間効果のある抗生剤の注射を行い、自宅では抗生剤軟膏を塗っていただくようお願いしました。




1週間後の再診時には痛みもおさまり、排膿していた部分はかさぶたにかわりつつありました。

抗生剤軟膏をあと1週間使って頂き、治療終了としました。


肛門嚢炎では主に細菌の感染が原因となります。

まずは比較的広範囲の菌に対して効果のある抗生剤を使っていきます。

ただし、治療の反応がない場合には、細菌培養検査(どういった種類の細菌がいて、どういった抗生剤が効果があるのかを調べる検査)を行い、抗生剤を選び直します。

それでも治療の効果がない場合や再発を繰り返す場合には肛門嚢の切除を考えていきます。

肛門嚢炎では、病状が進行して瘻管を形成し、排膿がみられるようになって初めて気づくことが多くあります。

おしり周りを気にしたり、痛がったりするような様子があれば、早めにご相談ください。



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