犬の特発性多発性関節炎

特発性関節炎は、いくつかの関節で炎症が起き、発熱や元気食欲の低下など全身的な症状が見られる病気です。

骨に異常がない多発性関節炎(非びらん性多発性関節炎)の中で基礎疾患を持たないものを『特発性多発性関節炎』と呼びます。

基礎疾患(関節炎に至る大元の病気)として、消化器疾患、慢性炎症、腫瘍、感染症などがある場合には『反応性多発性関節炎』と診断します。


*原因
・免疫異常
・はっきりとした原因は不明



*症状
・発熱
・元気消失
・食欲不振
・四肢の跛行が移り変わる
・慎重に歩く様子(階段や段差を嫌う)
・原因不明の痛み(抱き上げると痛がる)
・関節の腫れ    など



*診断
・身体検査
・レントゲン検査
・血液検査
・関節液検査

関節液穿刺のイメージ
関節液検査:非変性性好中球の増加




*治療
・ステロイド薬
・免疫抑制薬



*治療のみとおし
・多くは投薬治療により症状の改善がみられる。
・約半数では寛解(症状が落ち着いた状態)し、休薬することができる。
 残りの半数では継続的に薬を飲む必要がある。
・重症例ではステロイド薬と免疫抑制薬を併用する必要がある。

   
大和市の花岡動物病院
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